社会人は二度死ぬ
社会人は二度死ぬらしい
職業人は、社会に出てから二度死ぬのだと。
一度目は、何ものでもない自分というものを受け入れる過程で。
そして、二度目は40才の声を聞く中年となった頃、やはり自分は何ものにもなれずに人生を終わるのだということを受け入れる過程で。
和田一郎という人の言葉なのだけれども、なんとも哀愁に満ち溢れた金言だなあと思う。「この世に生を受けたからには何かをしなければなならぬ」という価値観がやはりみんなあるのではないかなあ。少なくとも僕にはある
自分は特別な存在で、きっと何か世界に役に立つことをするんだろう、そして尊敬を集めるんだろう・・・こんな空想がまだ止まらない
何かをしていてもこれじゃない、本当の自分じゃない という焦燥感でいっぱいになる。そんな時は泣きたくなって、末恐ろしくって柄にも無く震えてしまう
夢見すぎといわれればそれまでなのだろうけれども